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角田裕毅、2年落ちマシンでのテストはF1スーパーライセンス取得の保険

角田裕毅の2年落ちのF1マシンでのテスト実施は、F1マシンに慣れるだけではなく、F1スーパーライセンス取得の保険の意味合いもある。

レッドブル/ホンダF1の育成ドライバーである角田裕毅は、2021年にダニール・クビアトに代わってアルファタウリ・ホンダF1のドライバーを務めることが計画されており、今週4日(水)にその準備としてイモラ・サーキットで2年落ちのトロロッソ STR13を走らせる。

アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、今回のイモラ・サーキットでのプライベートテストは、F1マシンでの走行に慣れるためだけではなく、F1スーパーライセンス取得の保険であることを明らかにした。

FP1に出走すると1ポイントが加算される。FP1に出走するための練習専用のスーパーライセンスを取得するにはFIA-F2で6大会に出走し、対象となるF1マシンで最低300kmをレーシングスピードで走行する必要がある。

「角田裕毅はF1カーに慣れなければならない」とフランツ・トストは語る。

「F1カーでの彼の初走行となるが、イモラは簡単なトラックではないし、私としてもできる限り最善の方法で彼に何をするべきかを指示するつもりだ」

「それから、バーレーンもしくはアブダビでFP1に出走できるようFIAから許可を得るために300kmの走行を完了させたいと思っている。我々はそれが必要かどうかを確認していく。それは彼がF2のドライバーズ選手権をどの位置で終えるかにもよる」

「トップ4以内であれば、彼はスーパーライセンスを取得する。5位の場合、おそらく2回のFP1が必要になるだろう。それらも1ポイントになるからだ」

レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、角田裕毅を2021年にアルファタウリ・ホンダF1で起用することを公然とほのめかしているが。ダニール・クビアトは名目上まだ可能性は残されているが、アレクサンダー・アルボンがレッドブルを放出された場合にシートが必要になるかもしれない。

「候補者がいないよりも候補者が多いほうがいい」とフランツ・トストは微笑んだ。

フランツ・トストは、レッドブルが国籍や撤退するエンジンサプライヤーのホンダとの繋がりによって角田裕毅の起用に傾いているだけであるとの見方を否定した。

「レッドブルがまもなく決定を下すと思うが、我々は急いではいない。シーズンが終わる前に決まった方がいいが、F2で角田がどこでフィニッシュするかに大きく依存する。それは非常に重要な要素だ」

「それは彼のパフォーマンスであり、スポンサーと何の関係もない。トロロッソやアルファタウリで、契約の決定がスポンサーに関して行われたことはない」とフランツ・トストは主張する。

「我々はいわゆる姉妹チームだが、レッドブルは我々から良い結果を期待しており、ドライバーがF1で成功するために必要な能力とスキルを持っていることを確認する必要がある」

新型コロナウイルスの影響を受け、FIAはF1スーパーライセンスのポイント基準を『直近3年の合計』から『直近4年のいずれかの3年間の最大ポイントの合計』が40ポイントへと変更した。

角田裕毅は2017年に全日本F4で3位(7ポイント)、2018年に全日本F4で1位(12ポイント)、2019年にFIA-F3で9位(2ポイント)、ユーロフォーミュラ・オープンで4位(7ポイント)、トヨタ・レーシング・シリーズで4位(3ポイント)という成績を残している。

仮に今年のFIA-F2を5位で終えた場合、付与される20ポイント+19ポイント(2年間の合計)+1ポイント(フリー走行)で角田裕毅にはF1スーパーライセンスが発行されることになると考えられる。

F1 GATE
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